GWに入って晴天が続いて、晴天はいいんですがめっちゃ暑い!
身体が付いていかない!
外出自粛の中、皆さんはどんなGWをお過ごしでしょうか?
我が家は、何とか田植えも終わって一息ついてます。
明日は午後からお天気下り坂のようですね。
雨が降り出す前に片づけたいこともありますが、どうなるかな?
さて、丹生川上神社三社巡り
今回は、川上村にある「上社」

上社は、奈良県川上村の大滝ダムを見下ろす高台にあって、
「天空の社」と呼ばれています。
旧境内がダムに沈んでしまった事から平成10年に移築されました。
ご祭神は龍神「高龗大神」
「高龗大神」“たかおかみのおおかみ”は雨を司る龍神で女神様だということは知っています。
でも、知ってるのはそれだけ詳しいことは何も知りません。
そこで今回、この「高龗大神」についてちょこっと調べてみました。
Google検索をすると「淤加美神(おかみのかみ)」の項目が出てきます。
古事記では「淤加美神(おかみのかみ)」日本書紀では「龗神(おかみのかみ)」
この表記で行くと「高龗大神」は日本書紀で登場する神様?

古事記では、「伊邪那美」が「加具土命」を産んで亡くなった後、
「伊邪那岐」が「加具土命」の首を切り落とし、
剣の柄に集まった血から「闇淤加美(くらおかみのかみ)」と「暗御津羽(くらみつは)」
死体からは八柱の神が生まれた。
日本書紀では、「伊弉冉」「軻遇突智」「伊弉諾」と表記が変わり、
「軻遇突智」の死体から生まれた三柱の神の一人が「高龗神」となっています。

下社を紹介するサイトには「闇龗神」と「高龗神」は同一神または対の神で 龗(おかみ)は龍の古語
上社を紹介するサイトには「闇龗神」は谷底(川)に「高龗神」は山の峰に棲む龍神とあります。
山は水を貯え人々を潤し、川は時に荒ぶれて人々を恐れさせるとも・・・


どんなに立派な神様も穏やかな魂「和魂(にぎみたま)」と荒れ狂う魂「荒魂(あらみたま)」
の両面で一対と聞いたことがあります。

そこで私の勝手な解釈、
龍神「龗」の 和魂 である「高龗神」を祀ったのが上社
荒魂 である「闇龗神」を祀ったのが下社
水一切を司る水利の神「罔象女神(みづはのめのかみ)」を祀ったのが中社
なのかな?

この日は生憎の小雨の降る日、レンズの表面に雨粒が・・・
少しくらい写真になりました。
上社のHPはこちら ↓
奈良県吉野郡川上村大字迫869−1
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コメント
ダム建設で移設された神社なのですねぇ。
由緒ある神社なのに勿体ないなぁ。
まるでエジプトのアブ・シンベル神殿みたいですね。あちらはアスワンハイダムですけど。
川は恵みとともに、荒ぶる恐ろしい面も見せますから、和魂と荒魂の両方を祀っているのでしょうかね。
それが治水利水のために作られたダムのために移設されたというのは、何か考えさせられます。
こんばんは
本殿には、遷宮で解体した伊勢神宮の資材を使ってるそうで、
移築前の社殿は、明日香村のほかの神社の本殿に使ってるそうです。