神社・仏閣

常福寺

ここのところクシャミが止まりません。
認めたくはありませんが、いよいよ花粉デビューでしょうか?



今回もお寺の紹介です。

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常福寺 曹洞宗のお寺です。
山号は宝剣山。
御本尊は不動明王。


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創建年代は不詳ですが、元は天台宗に属していたとされています。
山号「宝剣山」の由来は、下野の国の山法師『阿梨円成』が大津浜あたりで、潮垢離の願をかけていたところ、宝剣を見つけたことからで、『太平記』にその記述があります。
これは、安徳天皇が壇ノ浦に沈めた宝剣が国崎に流れ着き、伊勢神宮へ奏進したと言われています。
                           国崎町内会 HPより
 

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古くは字大津にあり、『海門庵』と呼ばれていましたが、明応地震(明応7年 1498年)による津波で集落ごと滅失し、小字里中に移りされました。
 その後廃寺となりましたが、正保元年(1645年)に「厳州」によって再興され『常福寺』とあらためられ、翌年鳥羽常安寺の末寺になりました。

平成元年に庫裡、平成2年に本堂が新築されました。
                           国崎町内会 HPより





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1854年安政東海地震の際に、この地を襲った津波や被害の様相が記されています。碑文の中に「於當村浪高彦間而七丈五尺」の文字がみられます。~近くの海岸に22.5mもの津波が押し寄せたが、犠牲者は6名のみであった~と記されています。この理由としては、明応地震(1498)の後に沿岸部に建てられていた集落が高台のこの地に集団移転したためとされており、この国崎町は、国内最古の集団移転地といわれています。

                           国崎町内会 HPより



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境内左横にある『手洗い石』

津波で打ち上げられた船に載っていた石垣で作ったものとされています。

                           国崎町内会 HPより



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常福寺
  三重県鳥羽市国崎(くざき)町377


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