11月17日
奈良県宇陀市にある、国の重要文化財
「片岡家住宅」へ行ってきました。
↑ これは9月に通りかかった時の写真
片岡家は、宇陀市大宇陀田原にあって、
1942年(昭和17年)以前は吉野郡上竜門村に属していた。
1619年(元和5年)に郡山藩領
1679年(延宝7年)に徳川藩領になり
廃藩置県までの統治時に大庄屋を務め9ヶ村の「田原組」をとりまとめていた家柄
1669年(寛文9年)から翌年にかけて主屋(母屋)が建て替えられて、
三面庇付きの桟瓦葺 正面茅葺降の入り母屋造。
1961年(昭和36年)に重要文化財に指定された348年前の建物。
1832年(天保3年)に長屋門(表門)が建てられ、
門と稲屋をつなぎ、便所・男衆部屋を設けてある。
桟瓦葺の切妻造。
1980年(昭和55年)に重要文化財に指定。
正式な建築年月は確認できないが、当時の領主「郡山城主」本多内記政勝の要請で
休憩・宿泊のために
「花狭間欄間」を備えた八畳床付きの「客室(奥座敷)」六畳室(秘屋)が17世紀半ばに建てられたと考えられている。
桟瓦葺の入母屋造
母屋と客室をつなぐ六畳床付の玄関が1782年(天明2年)に増設された。
1961年(昭和36年)に重要文化財に指定。
(パンフレットを抜粋)
その資材のほとんどを 建物正面に見える当家の山から調達していたそうです。
母屋の屋根に使う茅は、曽爾高原の茅を使っているそうです。
現当主は20代目片岡彦左衛門氏
ご高齢になられたと言うことで、
21代目に40分かけて、ゆっくりと丁寧に説明していただきました。
現在も住みながら管理をされているので
見学には予約が必要です。
片岡家住宅
奈良県宇陀市大宇陀田原938
tel 0745-83-2000
へお問い合わせください。
見学料 300円が必要です。
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コメント
アポの取り方悩んでたトコだね、見せてもらえて良かったじゃない。
きちんと話して話の筋が通ってれば女性からの依頼は断らないでしょ。
まさに一軒落着だね(^^)
> まんじゅうさん
これを言うと、「絶対ウソや~」って言われるんだけど、
結構人見知りなんですよね。
思いきって電話してよかったです。
住んでみえるので、外からしか見せてもらえないかと思ってたんですが、
座敷にも上げてもらえて、
時間をかけてゆっくり説明してもらえました。
10年越しの願いがひとつ叶いました。
時代劇に使いそうな立派なお屋敷ですね!
住みながらこれを維持されるって大変な事ですねー。現代のお家に比べたら住みにくいところもあるでしょうし。
でも無事見学できて、ゆっくり説明もしていただいて良かったですね。
> とろけるぷりんさん
とても風格のある、立派なお屋敷でした。
屋根が高いのでこれからの季節はとても寒いって仰っていました。
重文なので、勝手に修理ができないのも大変みたいですね。
文化庁に申請して、許可を取って、
材料もやたらな物は使えないし・・・